花と覚書

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名前は知らない。知ってもたぶんすぐに忘れる。

それでいい。綺麗だから、美しいから、それでいい。

その花びらの気高さを、感じる心があればいい。






覚書

陶芸の覚書。ここからは、興味のある方だけどうぞ。

まず、前回の氷裂貫入釉で、みこみの部分にあまり氷裂が出なかった理由。

温度不足。

高台の底を削ったための厚み不足ではないとのことでした。

器は棚板に直置きしたものでした。つまりは底の部分に熱が回っていなかった。

それを防ぐためには、底に素焼きの欠片や支柱などをかませて、隙間を開けること。

そうすると、そこから熱が入って貫入が入りやすいとのこと。

また、本焼きの窯づめは、作品どうしの間隔を多めにあけて、棚板も作品の高さよりも

やや高めの位置に置いて、ぎちぎちに詰めないことが、温度上昇につながるとのこと。

前回の器の厚みは私としては厚すぎでしたが、用途によってはちょうどいい使い方も

あるし、

あまり厚みを減らすと釉薬を吸わずに、氷裂貫入が出にくくなるので、

薄くすることにさほど拘る必要はないとのこと。

試作品を見る限り、とても綺麗に氷裂が出ているので、このままこれで安定的に氷裂が出るように、
試作を繰り返してみてはということでした。

また、現在乾燥中でそろそろ素焼きに持っていく予定の、さや鉢。

これに関しては、通常の信楽並粘土で作ったものなので、強度に心配があるとのこと。

業者が作るさや鉢は、色んな原料を混ぜ合わせて強度を高め、強く圧縮して作るものなので、かなり強度があるとのこと。
通常の粘土で作ったものでは、その上に乗せた棚板の上に、さらに沢山の作品を乗せていくと、割れる可能性が高まるとのことでした。

なので、なるべく窯の上部に置いて、さや鉢に重みがかからないようにする必要性があるとのこと。

また、完全に密封をしてしまうと、作品がただ真っ黒になってしまうので、
エル字型の支柱をさや鉢と蓋となる棚板の隙間に置いて、空気が通るようにする必要性があるとのことでした。

それによって、真っ黒になることが防げるとのことです。

炭を入れることはあまりお勧めではないとのこと。

そして火だすきのために藁を巻くのはいいのですが、火だすきを綺麗にオレンジ色に出したければ、白い土のほうが良いとのこと。

電気窯でのさや鉢の使用は、窯の線への負担を考えると、あまり頻繁にはやらないほうがいいとのことでした。

これらのことを考慮して、氷裂の釉薬の厚みは現在の厚みで大丈夫なので、
今のかけ方の感覚をしっかり覚えて試作をしていったらいいと言われましたので、そうしようと思っています。

また氷裂貫入はどうしても作品が重くなるので、手で持ち上げる茶碗などよりも、中鉢や小鉢などのほうが向いているとのことでした。

あとトルコマット釉ですが、流れやすくピンホールの出やすい釉薬なので、釉薬をつけた後に釉が定着するように表面を撫でて落ち着かせること。
そして、焼くときに作品の底に素焼きのかけらなどを置いて、釉薬が流れても巻き込むようにして止まるように考慮すること。

それは四角いたたらの皿にも言えることで、裏を焼き締めにするのであれば、エル字支柱を四隅に差し入れて支えることで、
焼きでの広がりによる作品の亀裂を防ぐことが出来るとのことでした。

なんにせよ、設定温度に比べて釉の溶け方が足りないと思うのならば、熱がきちんと回る工夫をする必要があるとのことで、
焼成代が高いことでギチギチに詰めてしまうというのならば、交渉して安くしてもらえないか、一度かけあってみてはとのことでした。

せっかく作った作品が焼き不足で廃棄となるのならば、言うのはタダ。
交渉も作品をたくさん作って施設を使ってほしい側からしてみたら、試してみてもいいことなのではということでした。

以上。覚書でした。








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# by hitsuji-teshigoto | 2017-04-06 11:25 | 雑記

趣味の陶芸 覚書


by 南穂
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